Lymph Drainageについて
リンパドレナージってなに?
リンパマッサージとどう違うの?
ヨーロッパでは100年以上もの歴史がありますが、日本ではまだまだ知られていないリンパドレナージ。ちょっとでも知っていただきたく、解説させていただきます。
ヨーロッパを中心に医療現場で行われている
リンパドレナージ
ドレナージとはフランス語で「排出する」という意味。リンパドレナージを直訳すると「リンパを排出する」ということになります。
ヨーロッパを中心に医療現場でも利用されているリンパドレナージは、滞りがちなリンパ液をスムーズに流し、生活の質を上げる技術として保険適用となっています。がんなどのリンパ節を取り除く手術を受けられた方に発症する、リンパ浮腫の治療に利用されています。
リンパドレナージは圧力をかけずあくまでやさしく
はじめに老廃物を吸収するのは、皮膚のすぐ下にある「毛細リンパ管」です。皮膚をやさしく引っ張ったり、ずらしたりすることで毛細リンパ管の入口が開き、老廃物を取り込みやすくします。
その手技は圧力をほとんどかけず、とてもやさしくソフトなタッチです。ここがエステなどで行われている、筋肉に強くアプローチする「リンパマッサージ」とは全く異なるところです。痛みはまったくありません。
quolで行う
MLD(マニュアルリンパドレナージについて)
◆その歴史と歩み◆
1930年代 エミール・ヴォッダー博士が(MLD)を開発
1950年代 ドイツ・フィンランドが医療へ導入
1970年代 がん患者の増加でリンパドレナージのニーズが高まる
一方日本では、美容業界に導入され日本独自の手技に変化⇒リンパマッサージとして、広まったといわれています。
毛細血管にやさしく穏やかに、ごく弱い圧力で働きかける「リンパドレナージ」は、筋肉にアプローチし、強い圧力をかける「リンパマッサージ」とは全く異なる技術です。
リンパドレナージには他にも、フェルディ式やルディック式などがありますが、それらはVodder式をベースにアレンジしたものといわれています。
【リンパドレナージで期待できる効果】
さまざまなメリットがあるといわれていますが代表的なものは、
・むくみの軽減
リンパ液の循環が活性化するので
・代謝や免疫力・自然治癒力が高まる
やさしい施術は深いリラクゼーションを生み
・ストレスや不眠の解消に
血流が良くなるので
・冷えやこりが軽減
コラーゲン生成を促し、肌が潤うなど
・肌質の向上が期待できるといわれています。